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こころを静める、地域に根ざす

久しぶりのランニング。柴崎の友だちのカフェまで10キロランと思って走り出しました。

猛暑の中、家から出発して、途中、深大寺にさしかかろうとしていたとき、携帯が鳴りました。メールを確認すると、「えーーー」「うそでしょーーー」というとんでもないもの。落胆と怒りで茫然と立ち尽くしてしまいました。

そのとき、ゴーン、ゴーンと深大寺の鐘の音が。ゴーン、ゴーン、普段は何気なく気にも留めない鐘の音。それは「落ち着け」「怒るな」と、諭すようにやさしく語りかけてくれているようで、耳を澄ませました。「こころを静めよ」と。

(鐘の音=宗教ではありませんが)、宗教とはこういうときのためにあるのだと、救われたような気持ちになり、再び走り出しました。

 

汗だくでお友だちのカフェ、Gallery&Cafe Warehouse Garden に到着。頭の中で、ビール、ビールと唱えていたので、さっそくコロナビールを注文。日替わりランチもいただきました。

店内は常連さんらしき人でいっぱい。私にも気軽に話しかけてくださり、先ほどの怒りやランニングの疲れを忘れる楽しさ。調子に乗って、2本目のコロナビールを頼んでしまいました。

弊社で作る冊子に、よく「地域に根ざした」とか「地域にかかわり、タッグを組んで」などと書いていますが、「地域に根ざす」とは、まさしくこんな雰囲気のことで、それは一長一短ではできず、年月と努力によって醸し出されるものなのでしょう。このカフェは、今月で10周年を迎えます。

いい気分になってしまったので、帰りは走らずバスでした(笑)。

 

 

 

 

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